【最新情報】Wi-Fi7とは?旧規格との違いや対応端末・おすすめルーターなどを紹介!
2024.10.23
目次
・Wi-Fi7とは?
・Wi-Fi7の特徴
・Wi-Fi6(6E)の約3.7倍の最大通信速度
・320MHz幅通信
・MLO(Multi Link Operation)機能
・4096QAM(4K QAM)
・1024 aggregation
・Preamble Puncturing
・Wi-Fi7と旧規格(今まで)のWi-Fiの違い
・Wi-Fi5
・Wi-Fi6
・Wi-Fi6E
・旧規格との性能比較表
・Wi-Fi7の登場によって何が変わる?
・低遅延性能による快適な同時通信
・増加するインターネット上のトラフィック量への対処
・Wi-Fi7はいつから解禁される?
・Wi-Fi7の対応端末は?接続方法は?
・Wi-Fi7対応のスマホ一覧
・Wi-Fi7対応のルーターを選ぶ際のポイント
・自宅の間取り
・セキュリティ性
・同時接続台数
・セットアップの簡単さ
・Wi-Fi7対応のおすすめルーター5選
・バッファロー|AirStation WXR18000BE10P
・アイ・オー・データ|10Gbps対応Wi-Fi 7トライバンドルーター WN-7T94XR
・エレコム|Wi-Fi 7対応ルーター WRC-BE94XS-B
・TP-Link|BE11000 メッシュWi-Fi 7システム Deco BE65(2パック)
・TP-Link|BE9300 トライバンドWi-Fi 7ルーター Archer BE550
・Wi-Fi7対応のルーターの買い時はいつ?
・まとめ

近年耳にすることの多くなったWi-Fi7ですが、これまでのWi-Fi規格とは何が違うのでしょうか。Wi-Fi7はWi-Fi6/6Eに次ぐ次世代の規格で、超高速通信を可能とします。
この記事では、Wi-Fi7について以下のような項目について解説していきます。興味のある方はぜひこの記事を最後まで読んでみてください。
・Wi-Fi7の特徴
・旧規格との違い
・Wi-Fi7によって変わること
・Wi-Fi7の対応端末
・Wi-Fi7対応のおすすめルーター
Wi-Fi7とは?

Wi-Fi7は、Wi-Fi6/6Eに次ぐ約5年ぶりのWi-Fi規格です。IEEE 802.11be Extremely High Throughput(EHT)とも呼ばれており、2.4GHz・5GHz・6GHzの3帯域すべてに対応しています。
Wi-Fi6/6Eは世界中で増えたデバイス数に対応するために登場したWi-Fi規格ですが、Wi-Fi7はすべてのデバイスで超高速通信を可能にします。通信の混雑や遅延、度重なる読み込みなど以前までの問題は、Wi-Fi7対応のルーターによって解決されるかもしれません。
Wi-Fi7の特徴

次世代のWi-Fi規格であるWi-Fi7には、以下の特徴があります。
・Wi-Fi6(6E)の約3.7倍の最大通信読度
・320MHz幅通信
・MLO(Multi Link Operation)機能
・4096QAM(4K QAM)
・1024 aggregation
・Preamble Puncturing
それぞれ詳しくみていきましょう。
Wi-Fi6(6E)の約3.7倍の最大通信速度
Wi-Fi7の最大通信速度は理論値で36Gbpsで、これはWi-Fi6/6Eの約3.7倍の速度です。
最大ストリーム数、変調方式、最大帯域幅などが改善されたことで、このような超高速通信が実現されました。
320MHz幅通信
Wi-Fi7では、無線通信で一度に使える最大帯域幅が160MHz幅から320MHz幅に拡張されています。これによって、これまでのWi-Fi6/6Eと比べて約2倍の通信速度を実現するに至っています。
MLO(Multi Link Operation)機能
MLO(Multi Link Operation)機能に対応した機種は、2.4GHz・5GHz・6GHzの周波数帯から複数の帯域を同時に使えるようになりました。6GHzは新しい周波数帯で空いているうえに、チャンネル数が多いため電波干渉しにくいのが特徴です。
2.4GHz・5GHz・6GHzを併せて用いることによって、通信容量が拡大して通信速度が向上しています。また、干渉を受けても問題のない帯域を使うことで、遅延や混雑が生じにくくなるなど、通信の安定化も期待できます。
MLO(Multi Link Operation)機能は、Wi-Fi7対応のルーター+Wi-Fi7対応の中継器という構成や、Wi-Fi7対応のルーターを複数台用いたメッシュ環境などで効果を発揮するでしょう。
技術的にはスマホやパソコンなどでも使える機能ですが、消費電力や内部スペースの問題で商品化されるのは困難かもしれません。医療機器などで活用される可能性はあるものの、現状は一般的にメッシュで用いられることになるでしょう。
4096QAM(4K QAM)
Wi-Fi7では変調方式が改善され、通信効率が向上しています。これまでのWi-Fi6/6Eは一度にやり取りできる情報量が1024QAM (10bit)だったのに対し、Wi-Fi7では4096QAM(12bit)に増加しました。
これによって、通信速度が1.2倍に向上する仕組みです。特に近距離通信をする際に有効な機能となっています。
1024 aggregation
Wi-Fi7では、連結して送るフレーム数が増強されています。以前までは最大256だったのが、4倍の1024に増加しました。
これによって、通信速度がこれまでよりも向上する仕組みです。
Preamble Puncturing
これまでは端末が利用するチャンネルが同じ場合、電波干渉により通信が滞っていました。
Preamble Puncturingは、電波干渉を避けて快適な通信を実現するための仕組みです。
Wi-Fi7と旧規格(今まで)のWi-Fiの違い

具体的にWi-Fi7と旧規格のWi-Fiの違いは何なのでしょうか。ここでは、旧規格のWi-Fiの特徴などを紹介したうえで、Wi-Fi7と旧規格の性能を比較します。
Wi-Fi5
2013年に登場したのがWi-Fi5です。5GHzの帯域を利用することにより最大通信速度が6.9 Gbpsまで向上し、1秒ごとの通信でギガ単位のデータを扱えるようになりました。
これによって、スマホやパソコン、タブレットなどのデバイス利用が爆発的に増えることとなりました。
Wi-Fi6
2019年に登場したのがWi-Fi6です。2.4GHz帯で高速通信が利用できるようになった以外にも、省電力化などさまざまな面で実用的な進化を遂げました。
これによって、以前までは有線LANが使われていたデスクトップパソコンでもWi-Fiが使われるようになりました。
Wi-Fi6E
そしてその後2022年に登場したのがWi-Fi6Eで、6GHz帯を利用できるようになりました。
ただし、Wi-Fi6Eはあくまでエクステンド(拡張)という立ち位置に過ぎず、機能の多くがWi-Fi6と同様のものとなっています。
旧規格との性能比較表
以下の表は、旧規格との性能を比較したものです。表を見たらわかるとおり、Wi-Fi7では最大通信速度が格段に向上していることがわかります。
Wi-Fi5 | Wi-Fi6 | Wi-Fi6E | Wi-Fi7 | |
---|---|---|---|---|
リリース年 | 2013年 | 2019年 | 2022年 | 2024年 |
IEEE規格 | IEEE802.11ac | IEEE802.11ax | IEEE802.11ax | IEEE802.11be |
最大通信速度 | 6.9Gbps | 9.6Gbps | 9.6Gbps | 46Gbps |
周波数帯 | 5GHz | 2.4GHz/5GHz | 2.4GHz/5GHz/6GHz | 2.4GHz/5GHz/6GHz |
チャンネル幅 | 20, 40, 80, 80+80, 160 MHz | 20, 40, 80, 80+80, 160 MHz | 20, 40, 80, 80+80, 160 MHz | 最大320MHz |
変調方式 | 256-QAM OFDM | 1024-QAM OFDMA | 1024-QAM sOFDMA | 4096-QAM OFDMA |
MIMO | 4×4 MIMO DL MIMO | 8×8 UL/DL MU-MIMO | 8×8 UL/DL MU-MIMO | 16×16 UL/DL MU-MIMO |
RU | / | RU | RU | Multi-RU |
MAC | MLO | / | / | / |
Wi-Fi7の登場によって何が変わる?

ここまでWi-Fi7の特徴などをみてきましたが、Wi-Fi7の登場によって具体的に何が変わるのでしょうか。ここでは、Wi-Fi7の登場によってもたらされることを紹介します。Wi-Fi7の登場によって変わったのは以下のとおりです。
・低遅延性能による快適な同時通信
・増加するインターネット上のトラフィック量への対処
それぞれについて詳しく解説します。
低遅延性能による快適な同時通信
まず1つ目が低遅延性能による快適な同時通信です。会議室やイベント会場、教室など、大人数が同時に1つのWebサイトやアプリケーションにアクセスする際、ネットワークが混雑して通信に時間がかかるというシーンがこれまでよくみられました。
Wi-Fi7では、従来の規格と比べて同時通信をする際のネットワーク接続が快適になるよう設計されています。学校の授業で多くの生徒が同じ動画に同時アクセスしたり、大人数の会議でインターネット上にある高画質動画を視聴したりしたときに、全員が通信遅延をせずに済む世界が実現されるでしょう。
増加するインターネット上のトラフィック量への対処
次に2つ目が増加するインターネット上のトラフィック量への対処です。総務省の発表によると、2023年5月時点におけるインターネットのダウンロードトラフィックは、1契約(/1ヶ月)あたり約30.5Tbpsです。この数値は、Wi-Fi が登場した2019年と比較しても約2倍以上になっており、Wi-Fiが登場した2013年と比較すると約10倍のトラフィック量となっています。
Wi-Fi6/6Eが主流となった昨今、コロナ禍を経たリモート会議やテレワークの普及により、トラフィック量が大きく跳ね上がっています。このスピードでトラフィック量が増加していくと、ある日急に通信環境に不具合が生じてしまうことも考えられるでしょう。
そこでWi-Fi7のインフラ環境をあらかじめ整えておけば、快適なインターネット環境を構築することが可能です。
Wi-Fi7はいつから解禁される?

TP-Linkが2022年末にWi-Fi7対応のルーター「Archer BE」シリーズを発表するなど、海外では日本よりも早く関心の中心がWi-Fi7へと移っています。
日本では、2023年12月末に総務省が電波法施行規則を改正し、新たな通信規格である「IEEE 802.11be(Wi-Fi7)」の利用が認可されています。
Wi-Fi7の解禁が報じられてから、日本でもバッファローやアイ・オー・データ、エレコムなど各社からWi-Fi7対応のルーターが発表されました。
Wi-Fi7の対応端末は?接続方法は?

Wi-Fi7に接続するためには、接続する端末(スマホやパソコン)やWi-Fiルーター、Wi-Fi中継機などがWi-Fi7に対応している必要があります。スマホの対応端末は後述しますが、同名の製品でも地域によってつながらないこともある点には注意が必要です。そのため、具体的な対応状況はメーカーに問い合わせるようにしましょう。
接続方法については、これまでのWi-Fiととくに変わりません。具体的な接続先(SSID)などは製品によって異なるため、取扱説明書などを参照しましょう。
Wi-Fi7対応のスマホ一覧

Wi-Fi7対応のスマホは、現時点で以下のとおりです。先述したとおり、地域によっては同名の製品であってもWi-Fi7(周波数帯)を利用できないこともあるため注意しましょう。
メーカー | 製品名 | 6GHz帯 | SoC | 国内発売 |
---|---|---|---|---|
Apple |
・iPhone 16 ・iPhone 16 Plus ・iPhone 16 Pro ・iPhone 16 Pro Max |
・Apple ・A18 ・Apple ・A18 Pro |
〇 | |
・Pixel 8 ・Pixel 8 Pro |
〇 |
・Google ・Tensor G3 |
※1 | |
・Pixel 9 ・Pixel 9 Pro ・Pixel 9 Pro XL ・Pixel 9 Pro Fold |
〇 |
・Google ・Tensor G4 |
〇 | |
SONY | Xperia 1 VI | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
※2 |
ASUS |
・ROG Phone 7 ・ROG Phone 7 Ultimate |
〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
※1 |
ASUS |
・ROG Phone 8 ・ROG Phone 8 Pro |
〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
※1 |
ASUS | Zenfone 10 | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
※1 |
ASUS | Zenfone 11 Ultra | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
※1 |
SHARP | AQUOS R9 | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 7+ Gen 3 |
〇 |
Xiaomi |
・13(Global) ・13 Pro(Global) |
〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
- |
Xiaomi | 13T Pro(Global) | 〇 |
・MediaTek ・Dimensity 9200+ |
※1 |
Xiaomi | 14(Global) | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
- |
Xiaomi | 14 Ultra(Global) | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
〇 |
Xiaomi | POCO F6 Pro | - |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
〇 |
nubia | REDMAGIC 9S Pro | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
〇 |
nubia | REDMAGIC 9 Pro | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
〇 |
OnePlus | 11(US) |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
- | |
OnePlus | 12R(US) |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
- | |
Samsung | Galaxy S24 Ultra | 〇 |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
※1 |
HONOR |
・Magic 5 ・Magic 5 Pro ・Magic 5 Ultimate |
- |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
- |
HONOR | Magic V2 | - |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 2 |
- |
HONOR | Magic 6 Pro | - |
・Qualcomm ・Snapdragon 8 Gen 3 |
- |
※1 日本向けのモデルはWi-Fi6E扱いとして発売
※2 発売時点ではWi-Fi6Eまで対応、2024年秋以降のファームウェアアップデートでWi-Fi7に対応予定
Wi-Fi7対応のルーターを選ぶ際のポイント

Wi-Fi7に対応したスマホやパソコンを持っている方は、Wi-Fi7対応のルーターを検討中かもしれません。ここでは、Wi-Fi7対応のルーターを選ぶ際のポイントを紹介します。
・自宅の間取り
・セキュリティ性
・同時接続台数
・セットアップの簡単さ
それぞれについて詳しく解説します。
自宅の間取り
Wi-Fi7対応のルーターを選ぶ際は、自宅の間取りに合わせて選ぶと良いでしょう。製品によっては、間取りの目安が記載されているため参照してみてください。マンションの場合は、そこまで広範囲に電波を行き届かせることは不要なため、比較的簡単に自宅の全範囲をカバーできます。
一方、戸建ての場合は、メッシュWi-Fiに対応した製品がおすすめです。メッシュWi-Fiにより網目状にネットワークを構築できるため、より広範囲に電波を行き届けられるようになります。ネットワークの一部で障害が起きたとしても、その経路を避けてインターネットにつながるのも魅力です。
セキュリティ性
Wi-Fi7対応のルーターの中には、高いセキュリティ性を備えた製品がラインナップされています。DoS攻撃やウイルス感染を避けるためにも、セキュリティ性は要チェックです。
有償のライセンスを購入すれば、より強固なセキュリティサービスを導入できる製品もあります。高いセキュリティ性が必要な方は、Wi-Fiルーターを購入する際に有償ライセンスが一定期間付属する製品を選ぶと良いでしょう。
同時接続台数
Wi-Fii7対応のルーターに限った話ではありませんが、Wi-Fiルーターは製品ごとに同時接続台数が決まっています。定められた同時接続台数以上に接続すると、通信速度が低下したり、通信自体ができなくなったりするため、利用する人数に合わせてWi-Fiルーターを選ぶことが大切です。
スマホやパソコン、タブレットなどの端末はもちろん、それ以外のIoT家電もこちらの台数の制限に含まれます。エアコンやテレビ、冷蔵庫などの家電が多くある場合は、同時接続台数を超えないように注意する必要があります。
セットアップの簡単さ
Wi-Fii7対応のルーターを選ぶ際は、セットアップの簡単さも併せて確認しましょう。製品によっては、スマホ上で初期設定や管理が可能です。イラスト付きの説明がある製品であれば、インターネット関連の知識があまりない方でも簡単に導入できます。
これまで使用していたWi-Fiルーターの設定をそのまま引き継げる製品も販売されているため、セットアップが面倒くさい・わからない方はチェックしてみてください。
Wi-Fi7対応のおすすめルーター5選

ここでは、Wi-Fi7対応のおすすめルーターを5つ紹介します。自分に合った製品を探す際の参考にしてみてください。
・バッファロー|AirStation WXR18000BE10P
・アイ・オー・データ|10Gbps対応Wi-Fi 7トライバンドルーター WN-7T94XR
・エレコム|Wi-Fi 7対応ルーター WRC-BE94XS-B
・TP-Link|BE11000 メッシュWi-Fi 7システム Deco BE65(2パック)
・TP-Link|BE9300 トライバンドWi-Fi 7ルーター Archer BE550
それぞれ詳しくみていきましょう。
バッファロー|AirStation WXR18000BE10P

引用元:バッファロー公式HP
「AirStation WXR18000BE10P」には、独自の外付けアンテナ「トリプルバンドダイポールアンテナ」が搭載されています。これにより、間取りや設置場所などに合わせて角度や向きを調整できるため、より安定して電波を届けることが可能です。
2.4GHz・5GHz・6GHzのトライバンドに対応しており、複数の周波数帯を同時に接続できるMLOを搭載しています。それぞれの周波数帯で以下の通信速度を実現しています。
・2.4GHz:最大688Mbps
・5GHz:最大5764Mbps
・6GHz:最大11529Mbps
アイ・オー・データ|10Gbps対応Wi-Fi 7トライバンドルーター WN-7T94XR

引用元:アイ・オー・データ公式HP
「WN-7T94XR」は、6GHz帯で最大通信速度5765Mbpsを実現したWi-Fiルーターです。また、2.4GHzと5GHzにも対応したトライバンド仕様となっています。本体はシンプルなデザインとなっており、インテリアとしても違和感なく馴染みます。
「インターネット回線自動判別」機能により、LANケーブルをつなげるだけですぐに利用できるのも魅力です。さらに、こちらの製品を中継器としても使える「リピーターモード」にも対応しています。
エレコム|Wi-Fi 7対応ルーター WRC-BE94XS-B

引用元:エレコム公式HP
「WRC-BE94XS-B」は、高速通信を可能にするMLOに対応したWi-Fiルーターです。周波数帯を「2.4GHz+5GHz」と「5GHz+6GHz」から選択できるという特徴があります。端末に合わせて周波数帯を選べて便利な機能です。
また、効率的に周波数帯を割り当てることで、接続を安定させるMulti-RUにも対応しています。さらに、接続中の端末に集中的に電波を送信できる「ビームフォーミングZ」の機能により、離れた場所でも快適なインターネット利用が可能です。
TP-Link|BE11000 メッシュWi-Fi 7システム Deco BE65(2パック)

引用元:TP-Link公式HP
「BE11000 メッシュWi-Fi 7システム」は、簡単にメッシュWi-Fi環境を構築できるWi-Fiルーターです。優れた自己学習能力とアルゴリズムを持ったAIローミング機能によって、自宅内を移動しても高速通信を維持できます。
2.4GHz・5GHz・6GHzのトライバンド接続が可能で、最大11Gbpsの高速通信が可能なのも魅力です。200台以上の同時接続に対応しており、スマホやパソコン、家電、ゲーム機など接続機器が多数ある方にもおすすめです。
TP-Link|BE9300 トライバンドWi-Fi 7ルーター Archer BE550

引用元:TP-Link公式HP
「BE9300 トライバンドWi-Fi 7ルーター」は、トライバンドに対応しており、それぞれの周波数帯で以下の通信速度を実現しています。
・2.4GHz:最大574Mbps
・5GHz:最大2880Mbps
・6GHz:最大5760Mbps
本体のサイズは76×231.7×203mmで、内部に合計6本内蔵されたアンテナにより、広い範囲をカバーできる設計になっています。さらに、ビームフォーミングにも対応しており、遠くにある部屋などにも安定した電波を届けることが可能です。
Wi-Fi7対応のルーターの買い時はいつ?

上記ルーターの値段を調べたところ、Wi-Fi7対応のルーターの価格は約4万円前後です。また、メッシュ環境を構築すると、最低2台以上必要で約8万円前後になることが基本です。通信機器にこれだけの費用をかけることに抵抗のある方も多いかもしれません。
Wi-Fi7対応のスマホやパソコンが続々と登場しつつあるものの、自宅にはWi-Fi7非対応のIoT家電やスマホ、パソコンも多数あることでしょう。Wi-Fi7のメリットを享受できる端末が少ないとなると、急いでWi-Fi7対応のルーターを導入する必要はありません。
今後、Wi-Fi7対応の端末が増えたり、Wi-Fi7対応のルーターの価格が下がったりしたときに購入するのでも遅くはないでしょう。
まとめ

Wi-Fi7が普及するまでにはある程度時間がかかるかもしれませんが、Wi-Fi7によっていずれ低遅延性能による快適な同時通信などがもたらされるでしょう。
自分が持っている端末やIoT家電に合わせて、Wi-Fi7対応のルーターを導入するか検討してみてください。